自分の家で使う場合も、レジャー施設で使用する場合も、アウトドアグッズを購入してそのまま使うのではなく、個人や施設の特色を出してオリジナルペイントを施すと、より特徴的で愛着のある用品になります。購入して数年はそのまま使ったという方も、塗り替えて新鮮な見た目にするというのもアリです。では、作業をスムーズに進めるヒントを見て行きましょう。
まず、塗り替えたいアウトドア用品を見てみましょう。シミや傷、割れやへこみはないか。欠けていたり腐っていたりしないか。あまりに損傷がひどい場合は、見た目だけのDIYには向いていないかもしれません。
もともと何かが塗られている家具の場合は、剥がれかけている塗料などは除去しておきます。金属製の部分があるものも、塗装前にサビを取り除いておきましょう。木製の部分はサンドペーパー、金属製の部分にはサンダーやドリルを使って研磨すると良いです。
色を塗るときには、塗装方法によって下準備が変わってきます。刷毛やローラーで塗っていくときは、下地用塗料を塗っておくとなめらかに塗装ができます。パーツや溝が多い家具を塗るときは小さめのブラシが適しています。面が広い卓上などはローラーを使うのが良いでしょう。スプレー式の塗料を使う場合は下地塗料をカットできますが、塗る素材によって塗料を選ぶべきです。木材や金属へのスプレーペイントと、プラスチック素材へのスプレーだとそれぞれにあったものを使わなければ仕上がりが格段に変わってきます。
アウトドアグッズをどこで使っているのかも重要なポイントです。紫外線が強く、太陽がギラギラ照らすような地域ではUVカット成分が入った塗料を使っておくと劣化が遅くなります。湿気や雨が多い地域では錆び止めができる塗料がお勧めです。乾くのが速い薄めの塗料を重ねて塗っていくと良いですよ。
塗装のデザインについては、あなたや企業イメージのお好みで。1色でも複数カラーでも、ベタ塗りでもパターンをつけても自由です。カスタマイズできるのは既製品にはないDIYの魅力ですね。色合いも複数の塗料を用意して混ぜれば、オリジナルカラーが作り放題です。
アウトドア用品を塗装するときは、作業を始めてからバタバタしないように用具や備品をすべて準備しておきましょう。作業スペースは汚れてもいいようにシートで覆います。塗りたくない部分は取り外したりマスキングしておくと手元がくるっても安心です。塗料を沢山つかうので換気も十分におこないましょう。そして季節はできればオフシーズンが良いです。夏は暑さで塗装面があっという間に乾燥してしまうことがあります。
あなたの好みや、家の雰囲気、施設のイメージに合わせて、よりアウトドアをエンジョイできそうなグッズになるようカスタマイズしてみるのも楽しいですよ。