災害時に上手に活用!クーラーボックスを簡易冷蔵庫として使う方法

台風や地震など自然災害の多い日本。停電や一時避難などの災害時に、クーラーボックスが役立ちます!アウトドアやレジャーで使うクーラーボックスは、普段ほとんど使わずに物置に眠らせている人も多いのではないでしょうか。大きめのクーラーがあるのなら、いざというときの備えにはぴったりです。

冷蔵庫の食材を泣く泣くダメにする前に、災害対策としてクーラーボックスを簡易冷蔵庫にする方法を覚えておきましょう。

 

冷たいものをなるべく冷たく保持するのがクーラーボックスの役目ですが、氷や保冷剤を使うことでより長く保存をすることができます。

しかし、それらが溶けてしまうと一緒にいれている食材も湿ったりびしゃびしゃに濡れてしまうことになりますので、ボックス内に仕切りを作るのが良いです。

ただし、使用後に取り外して掃除がしやすいよう、取り外しできる構造にしておきましょう。カゴやワイヤーラックを使うのがお勧めです。

 

ボックスの一番下は保冷剤や氷をいれる「冷し層」になるので、5~6cmくらいの高さでワイヤーラックをセットします。直接氷の上に食材を置くと溶けるのも早くなりますので、冷し層は区切っておくのがベストです。

普通の製氷機で作られるキューブアイスよりブロックアイスが理想的ですが、凍ったペットボトルなども溶けにくいです。キューブアイスですと1~2日で溶けてしまいますが、ブロックアイスだと1~2週間は持ちますので、冷凍庫に空きがあれば、ストックしておくと良いでしょう。

ワイヤーラックの上には、100円ショップなどで売っているプラスチックのスクエア収納ボックスを重ねます。サイドに穴が空いているものだと、冷たい空気が分断されずに循環するのでより良いです。有事の際にすぐセットできるよう、冷蔵庫内でも食材をスクエアボックスにいれて保管してもいいですね。

 

これらを組むとき、氷を取り替えたり補充できること考えて、だいたい幅の2/3と1/3に区切ってラックとボックスをセットしておくと、クーラー内の中身を全部だして庫内の温度をあげることなく、一部だけを取り外すだけで氷を補充することができます。

できるだけ溶けて欲しくないものは、より氷に近い層に。出し入れが多くなる飲み物や、早めに食べてしまうようなものは、ふたに近いほうに。冷蔵庫と同じですが、開け閉めをした分だけ庫内の温度は上がり、保冷効果は薄まります。

 

小さなおこさんやペットがいると、冷蔵品・冷凍品が途絶えるのが死活問題になることがあります。万一のために、簡易冷蔵庫の準備をしておくと安心ですね。