釣りで必須のクーラーボックスを上手に使うには?

鮮度が命ともいえる釣りには、クーラーボックスの準備が必須です。保存もできるし、イスにもなる便利なクーラーボックスですが、どんなものでも良いとは言えません。釣りは長丁場になりますし、場合によっては泊まることも多くあるでしょう。数時間~半日くらいしか保存できない製品では、お話にならないですよね。

安かろう薄かろう、ではダメなのです。ポイントはいくつかありますが、まず断熱材がしっかりしていること。きっちりとフタがしまり、5日~2週間くらいは保冷ができるものを選びましょう。

頑丈さは「クマにも耐えるマーク」がついていることで図ることができますので目安にすると良いです。また、魚をいれることで庫内ににおいがつきやすくなりますので、掃除がしやすい構造であると便利です。排水口がついているものはベストですね。造りの良いクーラーボックスはそれなりの費用がかかりますが、その投資が無駄ではないと感じることができるでしょう。

 

さて、実際に釣った際には、まず何よりもできるだけ魚を生かしておくことが大事です。なぜなら皆さんご存知のように、魚が死んでしまうと生臭さが目立つからです。そのためには、釣っている最中用のクーラーボックスを別に用意しておくのが良いです。

釣れる度に頻繁にボックスを開け閉めしていると、家に帰る前に保冷剤や氷がどんどん溶けてしまいます。メインボックスをより良い状態で置いておくために、簡単なものでいいので一時保管用のクーラーボックスを使いましょう。ボックスにできるだけ臭いをつけないためには、魚の内臓を抜いて洗っておくこと、魚を直接ボックスに入れないでビニール袋などに入れて密封してから入れることなどをします。

できればドライアイスがあるとなお効果的です。クーラーボックスの一番下に薄くドライアイスを引き、その上にビニールや布で包んだ魚を乗せます。氷を使うと魚に霜が付いたりすることがありますが、ドライアイスはそういう心配がありません。低温やけどには気をつけてくださいね。

無事家に帰ってきても、まだ気は抜けません。次に釣りに出るとき、悪臭のするクーラーボックスを使うのは嫌ですよね。キレイにすることをお忘れなく。

庫内に溜まった水やゴミは取り除き、水で洗い流します。水漏れがないように排水口周りを、断熱性が落ちないようにふたのパッキンの汚れなどにも気を使いましょう。中性洗剤などで全体を洗い、キッチン用の漂白剤を使って除菌と消臭をしておきましょう。フタを閉じるのは乾かしてからですよ。

 

釣ったあとにキャンプで食べても、お持ち帰りもしますよね。効果的にクーラーボックスを使って、フィッシングを楽しみましょう!