災害時にも使えるアウトドアキット<2>

日々とレジャーと、どちらも安心して過ごせるのが大事!準備しておくべきものを、全開に続いてチェックしていきましょう。

5.救急用品

あなたが救急キットを開ける必要がある時、それは誰かが怪我をしていて、治療を必要としている可能性が高いでしょう。しかし一言で救急用品といっても、場合によって用意するものも変わってきます。いくつか持っておくのがベストです。まずは絆創膏、はさみ、包帯など基本的なものが入っているお手ごろ価格のもの。これは1,000円くらいから購入できます。ただこれだけではかなり不安があるので、追加していくのが良いです。ひとつずつ揃えるのは手間がかかるので、ナイフや懐中電灯、コンパス、アルミシートなどが入ったサバイバルキットが便利です。外傷や発熱に対応できるよう、いくつかの市販薬も忘れずに。子供が居る場合は、子供用の薬も入れておきましょう。非常用テントや防水シートがあると、強い日差しや突然の雨、ある程度の寒さを遮ることができます。

6.火熾し道具

災害時は停電の可能性もありますし、アウトドア時も特に夜は火があることが非常に大事です。サバイバルキットには点火できるものと燃料を入れておきましょう。場所と天候によっては火がつきにくいことも考えられるので、防水マッチやフリント式ライターがあると安心です。

7.修理キットとツール

靴が壊れたとか、水タンクに穴が空いたとか、自宅では簡単かもしれない修理もアウトドアでは難しくなることがあります。基本はやっぱり、汎用性が高いダクトテープとデンタルフロスです。マルチツールも安いものもないよりはいいですが、耐久性やツールの数を見てそれなりのものを用意しておきましょう。

8.非常食

非常時には体力が大事!食べ物の用意は最優先で考えるべきです。傷まず、長く保存できるものが適しているので、缶詰やジャーキーなどの乾物、チョコレートなどカロリーの高いものは簡単に揃えることができます。アウトドア時は何もなければ美味しく食べてしまえばよいので、常温で食べられる、もしくは少し温めれば良いような保存性の高い食事を自分で作って持っていくのは、楽しむこともできて一石二鳥です。

9.水分補給

食事も大事ですが、飲み水がない状態は最悪の事態を招いてしまいます。災害時を考えた自宅での準備には、タンクに水を溜めておくのが必須です。一人当たり1日3リットル×3日分が推奨されています。アウトドア用には、現地にある水を安全なものにするために、浄水タブレットや携帯用浄水器を持っていきましょう。火を熾せるのなら沸騰させるのが一番です。

10.存在を知らせるもの

不測の事態に陥ったときは、救助を求める信号をだせるものが必要です。夜であれば懐中電灯の光で場所を知らせることができます。日中ならサバイバルミラーがいいでしょう。昼夜問わず、体力があればホイッスルが使えます。これらは安価なうえ、ほとんど誰でも使えるので必ず携帯しておいても良いものです。頻繁にアウトドアを楽しみ、人が少なく分かり難い、有事の際に捜索しにくい場所に行くことが多いのなら、高価ですが日本でも使える個人用の救難信号発信機(ロケータービーコン)があります。持っておくと本人も周りの人も安心感がとても高まります。