100人のアウトドア好きにアウトドアに必要な買い物リストを書いてもらうと、100種類のリストが手に入ります。同じことが、災害対策キットを作成する準備者にも当てはまります。ギアを選ぶときはみんな、それぞれの考えと予算によって必要なものをまとめますが、大事なのは「いかに助かるか」。みんな、避難所、水、そして食料を毎日必要とし、緊急時には、応急処置、照明、信号、ナビゲーション機器なども必要になることがよくあります。災害はいつ降ってくるかわかりません。レジャーとしてのアウトドアでも自宅でも、サバイバルキットを常に用意しておくと、安心で安全です!
1.ナビに関わるもの
スマホアプリの地図やコンパスなどの機能は日常使うにはとても便利ですが、充電がなくなってしまえばおしまいです。シンプルな紙の地図とコンパスは、普段使うには不便かもしれませんが山で道に迷ったときも町にいて停電したときも、緊急事態時に非常に有用です。旅行用でも自宅付近でも「わかればいいから地図をダウンロードしてプリントアウトしておけばいいや」というのはちょっと危険です。雨が降るなど水分がつくと印刷面はドロドロに……。防水性のあるものを買っておきましょう。
2.体を保護するもの
身一つでいる、というのはアウトドアでは危険です。家の庭でも危ないくらい、身を守るものは大事です。そんなに大げさなものではなくて、日常では「忘れがち」なものかもしれません。環境によっても必要なものは変わってきます。日差しが強いところや、雪が多いところでは紫外線遮断サングラスが安全グッズで欠かせません。暑いところでは日焼け止め、虫除け、虫よけネットがないとひどい目にあうでしょう。家に居られれば網戸もありますが、避難所など外にいないといけないときは身を守るものが必要になります。
3.断熱するもの
寒さは致命的な敵です!体力が奪われることは災害時において命の危険と隣り合わせと言えます。暑さは脱ぐことで調節できますし、脱ぐ限界を超えるとどうしようもないですが、寒さに関しては着ること、覆うことである程度保護することができます。天気がいいからといって軽装で出かけても、薄手のジャケットを持っていくことを忘れずに。災害キットにもライトダウンジャケットや断熱シートなどを入れておきましょう。
4.照明
「光」はとても大事です。アウトドア時は身の回りを照らし、災害時には場所を知らせて助けを呼ぶことができる、どの場合も命をも守るツールになります。
キャンドルは多少の暖かさと光を出しますが、火であることが厄介です。倒れたり何かに燃え移ったりすると更なる被害が生まれます。持ち歩きと長く使えることを考えるとLEDライトが良いでしょう。折ると光るケミカルライトも軽いのであると便利です。