プロのようにクーラーボックスを詰める方法

アウトドアに行くとき、クーラーボックスの食べ物や飲み物をより冷たく、より長く保つ方法のヒントとコツを教えます。

クーラーボックスをより効率的に使うためには、まず特定のニーズに適したものを用意することです。昔に手に入れたクーラーボックスを使っているのなら、アップグレードすることお勧めします。クーラーボックスの断熱材は、過去数年間で劇的に改善されました。新しいものは、より優れた断熱材、より優れた工法、しっかり閉まる取り付け蓋などを備えています。これらの機能は、冷たさを保つのに大いに役立ちます。また、クーラーボックスの適切なサイズ設定はおそらく最も重要な要素です。最適なパフォーマンスを得るには、ボックス内の氷と内容物の比率を少なくとも2:1にする必要があります。余分なスペースはいつでも氷で満たすことができるので、思ったより少し大きいボックスを用意することをお勧めします。そして人数や予算に応じて、食品用と飲み物用の二つのボックスを用意するのが理想的です。ドリンククーラーはより頻繁に開かれるため、庫内の温度が暖まりやすいです。ぬるい飲み物を飲んでも体に問題はないですが、ぬるい肉は大きな問題になります。生鮮食品をより長く、より低い温度で保つために必要なのです。

さて、出かける前日にはクーラーボックスの準備をしましょう。温度の高い部屋やベランダ、車庫などに保管していると、ボックスに蓄えられた熱が冷やす邪魔をします。詰める数時間前に冷水や氷で予冷するとなおボックスのパフォーマンスが上がります。食品の安全性を高めるため、庫内の掃除と消毒もしてください。

詰める食品の準備は、要らないものを省いていくのが重要です。調味料を小さな容器に分け、必要ない商品パッケージは捨てます。食品がクーラーボックスで占めるスペースが少ないほど、氷のためのスペースが増えます。旅行期間が長いときは、初日に使わない肉などを冷凍して詰めると、食べるまでは氷の代わりにもなります。

保冷に使う氷ですが、冷凍庫にスペースがあるのなら買わずに自分で作ると節約になります。板氷が溶けにくく長持ちしますので、時間はかかりますが作っておくと便利です。小さめの氷は細かい隙間を埋めるのに最適です。飲みものに入れる氷も必要なら、その分はフリーザーバッグに入れておきましょう。

詰めるときは、まず底に氷もしくは冷凍食品を入れ、次に使う順番と逆の順序で入れていきます。一番下に最終日の食べ物、初日に使うものは一番上にくるようにします。朝食用食品を左側に、夕食用食品を右側にと使うもので分けて入れると、食材を探し回る時間が省けます。すべての隙間には氷を詰めてください。余分な空気のスペースは氷が解けるスピードを早めます。すべて詰めた一番上には、断熱シートや濡らしたタオルを置くと、開けるときに暖かい外気が中にすぐ入ってくるのを防ぐことができます。

現地では、クーラーボックスをピクニックテーブルの下や日陰のある場所に置きます。陽が当たる場所に置いては、ボックスが暖まってしまいます。開けるときはなるべく短く、庫内が外気にさらされる時間はできる限り少なくしてください。

クーラーボックスのパフォーマンスを最大限に生かすには、その使用方法にかかっています。あなたのクーラーボックスを効率的に働かせてあげてください!