アウトドアを楽しむときに「やりたくなりがち」だけどやってはいけないこと

息苦しさの多いこの頃、外での遊びが楽しいですね!体力的にも精神的にも健康を維持するために、自然に触れて開放的な気分になりたいですよね。今まで外に出なかったけど、これを機にアウトドア趣味を始めたという方もいらっしゃるでしょう。でもちょっと待って。みなさん、楽しむばかりでなく周りにちゃんと気をつけていますか?もしかしたら気づかずに、アウトドアで「やってはいけないこと」をしているかもしれません。ルールとマナーを守って楽しむのが大事なこと。いつもの行動を見直してみましょう!

どこにでも車を停めない。

移動のために道や橋を通るのは何の問題もありませんし、走りながら助手席で写真や映像を撮るのも問題ありません。でも、撮るために道や橋の真ん中に車を停めるのはNGです。また浅い川を車ごと渡るとき、川の中で停車するのはいけません。古い車でも新しい車でも、油漏れや車の何かの液体が川に落ちたり橋に浸透したりして、水を汚染する可能性があります。

むやみに場所の形を変えない。

川の岩は、川の生態学の不可欠な部分です。多くの生物の健康と安全に必要で、そこに棲む生き物たちのいいように成り立っています。たとえばサンショウウオは普段から岩場が家のようなものですが、産卵期は特に隠れる場所が必要です。あなたの家や庭、ご近所が、ある日突然あちらへこちらへとよくわからない場所に移動されていたり積まれていたりしたら困りますよね。河原の石で少し遊ぶくらいならいいですが、いたずらに大きなものを動かしたり地形や川の流れを変えるように移動させたりするのはやめましょう。

ガラス瓶はなるべく持ち込まない。

たき火を見ながらのビールやお酒、ジュースを飲む時間こそ、アウトドアキャンプの醍醐味!という方も多いでしょう。しかし火のそばに置いて熱で割れてしまったのか、キャンプサイトのたき火あとにガラス片が混ざっていることがあります。取り出すのは大変だし、放っておいたら次の人がケガをするし、良いことがありません。外で飲むのは瓶じゃなく缶でも十分美味しいです。割れるものは家に置いてきましょう。

ゴミは絶対持ち帰る。

ちょっとだから置いて行ってもいいや、は絶対にだめです!大人数であろうと子供がいようと、来たときと同じ状態、もしくは来たときにあった「自然にないもの」もすべて持ち帰るべきでしょう。使ったものを仕舞い、ちょっと落とした食べかすひとつ残してはいけません。それを野生動物が食べて味を覚えると、棲み分けに支障がでます。熊などに覚えられたらその後にキャンプ地を襲われることもあります。キャンプサイトであっても、ゴミ箱やゴミ置き場にしっかり入れて、外にだしてはいけません。満杯で入らなかったら管理者に連絡しましょう。

サインを無視しない。

「立ち入り禁止」と書いてあったら、そこは立ち入り禁止区域なのです。入ってはいけません。危険な動物がいるかもしれないし、希少な動植物が保全されているかもしれません。ちょっとくらい大丈夫、ではありません。だって過ごしやすそうだし、はあなただけの理由です。今は見えない危険を知らせている場合も多くあります。ダメなものはダメ、入らないでくださいね。

生きている木を切らない。

キャンプサイトでも野営でも、キャンプのためにそのあたりにある木を切ってはいけません。そもそも生きている木を切ってすぐに燃やそうとしても、水分が多くて煙が出るばかりで燃えません。現地で調達するなら、折れたり倒れたりして乾燥している木をつかうなら良いでしょう。生きている木を傷つけるのは、ハンモックを吊るすために付けるフックですら良くありません。吊るす系のものは穴を開けずに使えるものを探しましょう。

ドキッとするような項目はありましたか?でもこれらは気をつけるべきことの一部です。マナーの悪い人にならないように気をつけながら、のびのびとアウトドアを楽しみましょう!