屋外クッキング!初めてのスモーク調理にチャレンジ!

アウトドアの楽しみ方はいろいろありますが、屋外での料理と食事も外せませんよね。煮たり焼いたりは屋内でもできますが、屋外のほうがやりやすい、屋外だからやってみたい料理は、「燻製」!室内でできるものもありますが、煙がでますし外の方が安心です。木の煙の香りと、よく燻製された食事の素晴らしい味は格別です。スモークするにはちょっとしたコツがありますが、その知識とちょっとの練習の時間を取れば、誰でも美味しい燻製を作れるようになりますよ!

燻製というと仰々しいイメージがあるかもしれませんが、燻製にも種類があり、高い熱でチップを熱しながら煙を出す熱燻法、もしくは30~80℃ほどで煙をかける温燻法だと数時間の燻製でできるので手軽に行えます。カキやチキン、ソーセージやチーズなどを燻製するのに良いです。必要な物は「煙と食材を閉じ込める場所」と「煙を出す木材チップ」、それと「木材に火を点ける熱源」です。

まず「煙と食材を閉じ込める場所」ですが、手軽なものだとフライパンが使えます。燻製機の構造としては、木材チップから出る煙で食材を燻す、というものなので、それが出来れば大掛かりなものでなくてもOK。深めのフライパンや中華鍋の一番したにアルミを引いて木材チップを置き、脂がでる食材ならチップにそれがかからないようにふんわりアルミをかぶせておきます。その上に底につかないで浮くように網を設置し、その網に食材をおいて、フタをすればセット完了です。ステンレスのボウルをふたつ、球のように重ねたものでも代用できます。ホームセンターに行けば、ダンボール製の簡易燻製キットが売っていますし、ダンボールと網があればそれに似たものを作れますので、一度お手本を見た後は自作しても良いでしょう。「煙を出す木材チップ」は、木材によって要の香り、色の付き方が変わってくるので好みを見つけるためにいろいろ試したいところです。たとえばサクラやリンゴのチップは肉に、ブナや杉のチップは魚に、クルミやメープルはチーズに向いているなど、木材の種類と食材の相性があります。「木材に火をつける熱源」はカセットコンロでできるので、自宅の庭やベランダでもできますね。

食材の下ごしらえは、「下味をつけておく」のと「乾かしておく」のがポイント。肉には塩こしょうやハーブを揉み込んで味をなじませたら、水分をとって冷蔵庫で数時間乾かします。タマゴの燻製も、醤油やめんつゆで味をしみこませたら、一旦拭いて水気を取って乾かします。チーズなど乾いているものはそのまま燻製にかけてOKです。

では例えばカンタンなタマゴとチーズの燻製を作ってみましょう。必要な物をセットしたら、火にかけて約1分。ボウルのフチから細く白い煙が出て来たら、さらに弱火にして7分間ほど燻煙します。黒い煙がでていると失敗しているので要注意です。その後火を止めて、10分間待ってから取り出しましょう。美味しい燻製が待っています!最後に、使用後の燻製チップは、水をかけるなどして完全に消火してから捨ててくださいね。