憧れのキャンピングカー、自分の車で実現できる?

アウトドアのキャンプというと、テントを張ってのキャンプを想像しがちですが、キャンプ場まで車を乗り入れることができるなら、カーキャンプという選択もあります。海外の映像では、大きなキャンピングカーをよく目にしますよね。そこで長く移動するようなキャンプをしていたり、暮らしていたり、いずれにせよ小さな部屋ごと動かしていて、とても快適そうに見えます。キッチンがあってトイレがあってベッドがあって……と、そこまでそろえようとすると敷居の高いものになりますが、あなたの車をちょっと改造すれば、マイキャンピングカーをつくることができるかもしれません!

キャンピングカーチャレンジをするのなら、後ろを広く取れるワゴン、バンなどのタイプが良いでしょう。トランクが独立しているセダンタイプは、ちょっとの改造にはあまり向いていないです。もちろんルーフテントをつけるなど方法はあります。

一番簡単なのは、後部座席をフラットにできる車。座席をはずさなくてもその上にマットを引いて平らにすればすぐにベッドにすることができます。ふかふかの布団を持ち込んだってOKです。後部座席をはずして、ベッド枠を組むと、寝床の下に収納をつくることができます。旅には寝床だけでなくいろいろと物も必要なので、収納があるのは便利です。ひとりで使うのなら、車の後部空間の半分をシングルベッドのようにベッド枠を組んで寝床に、もう半分には棚を設置して生活空間にすると、ほとんど「ひとり部屋」を手に入れることができますよ。年中アウトドアを楽しむのなら、断熱材を仕込んでおくと冬の寒さが和らぎます。

食事は大事なのでキッチンも必要ですが、これを車内に作るのはミニバスくらい大きな車でないと難しいです。ので、これは外で行いましょう。後ろのドアを開けて、車から少し離れたところにポールを立てて、天井とサイドから防水シートを張ると、簡単な屋根つきポーチが仕上がります。車の天井から取り付ける、シェルターテントのような商品もあるので、これを手に入れるともっと快適です。どんな方法にせよ、せっかくのアウトドアですから外の風も楽しみたいですよね。寝るときにも風を入れたいのなら、あけた窓には磁石式の網戸を張っておいたり、後ろのドアにがばっと蚊帳をかけたりしておくと、虫の侵入も防げます。

何泊もする場合、体の汚れを流したくなるでしょう。携帯シャワーは手動ポンプや吊り下げ式のものもありますが、車があるのですからシガーソケット電源につなぐポータブルシャワーがだんぜん便利です。快適にアウトドアを満喫しましょう!