フェスでキャンプをするときの心得<2>

楽しくテンションがあがるフェス、人より目立つ格好をしたり、気合いを入れたくなったりする気持ちはわかりますが、長時間の滞在になるので快適さも重要です。
よく映像ではTシャツにショートパンツで歩いている人たちを目にするでしょう。しかしいつも晴れているとは限らず、いつ寒くなるか雨が降るかわからないのです。吸湿発散性のあるインナーを着て、レインジャケットは必ず持っていきましょう。日陰の少ない場所なら、紫外線カットのシャツやパンツはあとあと日焼けで苦しむのを防ぎます。もちろん日焼け止めは必須、つばの広い帽子もあると体力を奪われずにすみます。また靴も、よく動けるものが良いです。決して高いヒールやキツイ靴を選んではいけません。

あちらこちらへと移動するので軽くて防水性のあるシューズやビーチサンダルは、足元が泥のようになる場所でも安心して過ごせます。

フェスは、短距離走ではなくマラソンと考えてください。よーいドンで全力で挑んでしまうと、いざお気に入りのバンドの時間になったときに疲れきって寝てしまうかもしれません。体調を崩さないためには水分補給が大切です。フェスによっては給水所を設けているところもあるので、ウォーターボトルを持っていきましょう。クーラーボックスで飲み物を持ち込む場合、ボックスの下に保冷用としてジップつきのロックアイスを入れておくと、溶かして飲むこともできて一石二鳥です。

仮設トイレはありますが、緊急時にこちらの都合よく使えるかというと、フェスでは少々難しいでしょう。お腹の弱い人やお子様連れの場合はポータブルトイレを持っていきましょう。問題なく仮設トイレを使用できる場合も、備品がそろっていないことがあります。余分なトイレットペーパーやハンドソープ、除菌ウェットティッシュなどを持参するとベターです。排水路が近い場所に駐車できたなら、車の電源で動くポータブルシャワーと20リットルのポリタンクで顔と足くらい洗える水場を作ることもできます。