フェスでキャンプをするときの心得<1>

夏から秋にかけて、各地で音楽フェスが開かれます。好きなミュージシャンの音楽を聴き、屋外で大勢と楽しさを共有できる、特別な時間ですよね。そんなフェスの時間を最大限に楽しく快適に過ごすためには、基本的なノウハウと適切な準備が必要です。

何よりまずは、早めのチケット購入を!まだ大丈夫だろう、と思っているうちに売り切れてしまってはどうしようもありません。チケット申し込みをしてからが準備のはじまりです。まずウェブサイトに公式ページができたら、交通アクセスの種類と会場の各エリアを確認します。キャンプ場に車を駐車できるかどうかを調べてください。フェスによっては駐車場所とキャンプスポットが別の場合があります。そうなると車からテント設営場所まで荷物を運ばなければいけません。設置場所が確認できたら、テントを立てる練習をしておきましょう。音楽を楽しみたいのにここで手間取っていられません。設営に必要な部品も全てそろっているか確認しておきます。体を休ませるためにキャンプチェアもあるといいですね。フェスは大体山の中や海のそばで行われるので、夜間は寒くなることも多くありますから、寝床も雑魚寝でいいやと済ませず、寝袋と厚手のスリーピングマット、毛布、枕などの快適なアイテムを持っていきましょう。初日の疲れを残しておくと、二日目を満足に楽しめませんからね。

実際に会場についたら、あちこち見てまわりたくなる気持ちをおさえて、まずは基地の準備をしましょう。突風や暴風が発生することもあるのでテントが飛ばないように固定し、たくさんのテントの中から自分の場所を見つけやすいように目印をつけます。背の高い分かりやすいものが近くにあれば良いですが、そうでない場合は夜なんて、自分のテントを見つけるだけで一苦労になります。夜間用に、ランタン、バッテリー式のストリングライト、ヘッドランプ、懐中電灯などの照明を用意しておきましょう。

フェスの楽しみのひとつとして、食事もあります!屋台がたくさん出ているのでふだん行かないお店のフードを食べたりするでしょう。ただ、気の向くままに屋台を利用していると、お金がかかります。多少は用意しておくと経済的にも優しいです。クーラーボックスがあると、フェスに限らず日常でも使えて非常に便利ですよ。良いクーラーボックスであれば、2~3日程度ならほぼ完ぺきな保冷を保つことができます。一番下に氷を、その上に食材、一番上に飲みもの。人数が多く、たくさんの食品を持ち込む場合は、二つのボックスを用意して食べ物と飲み物を分けましょう。飲み物はフタを開ける機会が多いので、庫内の保冷が失われやすくなります。もちろん事前に、フェスのエリア内に持ち込めるものの制限を確認しておきましょう。火を使えなかったり、瓶の持ち込みは禁止されていたりするところも多いです。