ハイキングの必需品10選

ちょっと気軽にハイキングでも、なんていうときでも、安全な準備をしておくに越したことはありません。せっかく持っていったのに使わなかったな、と思う日はラッキーデー。突然牙を剥く自然に対して、どんな用意も無駄ではないのです。

 

1.道しるべになるもの

整備されたハイキングコースだけを歩くのでなければ、地形図が読める地図が必要です。そしてコンパスも。最近のスマートフォンやGPSデバイス、時計などにはコンパス機能が含まれていますが、バッテリーが必要ないプレートコンパスを持っていくのが賢明でしょう。鏡がついているものもあり、太陽光を反射させて救助に役立てることもできます。

 

2.ヘッドランプ

森や高原に暗くなるまで居た場合、迷ったときでも泊まるときでも、常に光源を用意する必要があります。ヘッドランプは、あらゆる場面で両手を自由に使えるため、アウトドアを楽しむ人々は好んで使っています。予備バッテリーを持っていくことが重要です。

 

3.サンプロテクション

長くアウトドアライフを楽しみたいのであれば、紫外線防止素材のウェアを着て、サングラスや日焼け止めをつかいましょう。夏だけでなく冬も、紫外線は攻撃していますし、水面や雪の照り返しで目をやられてしまいます。皮膚の老化を早め、白内障のリスクを高めるのは、楽しい遊びの代償として相応しくありません。

 

4.応急処置キット

絆創膏、ガーゼパッド、固定用テープ、消毒用軟膏、鎮痛剤など、怪我や体調不良に対する応急処置ができるものを用意します。衛生面を考えて、使い捨てのゴム手袋もあると良いでしょう。詰めたものは使い方と使用リスクを知っておく必要もあります。

 

5.ナイフ

ナイフは、荷物の修理、食事の準備、応急処置、その他の緊急時のニーズに役立ちます。子供が持つと危険ですから、大人はそれぞれが持っておきましょう。ナイフのみのものよりも、マイナスドライバー、缶きり、はさみなどが付属したマルチツールがあるとより便利です。

 

6.火おこし

食事の準備からキャンプファイヤー、緊急時の狼煙にも使えますので、火を起こせる道具は必要です。防水または防水容器に入っていれば使い捨てライターやマッチでも良いですが、雨風が強いときにはかなり心配です。できればファイヤースターターを持っておきましょう。

 

7.緊急シェルター

散策中に立ち往生したり怪我をしたりした場合に備えて、風雨から守るために緊急シェルターを携帯してください。超軽量のタープ、薄くて軽いスペースブランケット、もしくは大きなプラスチック製のゴミ袋でも緊急時には使えます。テントを立てていても、テントまで戻れないときの事を考えておきましょう。

 

8.余分な食べ物

怪我や悪天候など、何かがあなたの予定を長引かせた場合に備えて、少なくとも1日分の食料を大目に持っておいてください。調理をしなくてよくて、保存期間が長いものがお勧めです。エネルギーバー、ナッツ、ドライフルーツ、ジャーキーなどが良いでしょう。

 

9.余分な水

重さが気になるところではありますが、水分補給の重要性を忘れるわけにはいきません。体力に余裕があれば持ち運ぶボトルを少し多めに、それが難しければろ過フィルターなどを入手しておきましょう。ほとんどの人は過ごしやすい気温の中で中程度の活動中に1時間あたり約0.5リットルの水分が必要であることを考慮してください。

 

10.余分な服

川に山に海、高原といった場所では、突然の雨や気温の低下、強風など予想できない天候の変化があるので、着ていくものの他に予備の服も必要です。上下の下着と靴下、断熱材の帽子、手袋や薄手のジャケットなど。冬は特に防寒性のあるものを選びましょう。

 

これらのアイテムは、毎回すべてが必ず要るわけではなく、行く場所や宿泊日程によって調整できます。持参するものは、天候、難易度、期間、救助要請が可能な距離、などの要因を考えて決めてください。