キャンプ場でカクテルを楽しむ

キャンプの楽しみは食べることばかりではないですよね。お酒を飲む大人は、キャンプでお酒を飲むことをメインにしていることもあるのでは。ビールにワイン、ウイスキーなどそのまま飲めるものを持っていくと楽ですが、ちょっと工夫して野外でカクテルにも挑戦してみませんか?

バックパックで出かける場合も、カーキャンプができる場合も、キャンプには何でもかんでも持っていくのではなく、持ち物は比較的シンプルにするものです。不便を楽しむのがキャンプの醍醐味でもありますよね。なので卵白をあわ立てるとか、フレッシュライムを少しだけ搾るとか、カクテルのためだけに物を増やさなければならないようなレシピはやめておきましょう。ベースの酒はウォッカ、ウイスキー、バーボン、そしておそらくリキュールなど。1人2や人の少人数なら、ホテルのバーカウンターにあるようなミニチュアボトルにすると、たくさん種類があっても重くなりません。炭酸水、ジュース、アイスティーなどの割り物は、夜の楽しみだけでなく日中も飲めますね。重くなるのがイヤなときは、粉末のものを使う手もあります。

季節にあったカクテルレシピを選ぶことも大事です。カクテルのために氷をたっぷり用意して、作るたびにクーラーボックスを開け閉めしていたら庫内の温度がどんどん高くなってしまいます。気温の低い時期ならいいかもしれません。また、キャンプ場でパーティをするなら別ですが、こぢんまりとしたキャンプではシェーカーを振るようなカクテルを作ろうとすると洗い物も増えますし、ステアで作れるものが良いでしょう。

もうひとつの手段としては、ズルのようですが前もってカクテルを作って持っていくことです。家で作ってペットボトルなど軽い容器に入れて、現地でカップに注いで、仕上げに飾りを少し添えるだけでできあがり。重たい瓶を持っていく必要がないです。なので、冷やす必要がないレモンやオレンジが少しあると便利ですね。残ったら朝ごはんにすればOK。さらにカッコよくするなら、つまみとしてオリーブやチーズ、ピクルスなどを楊枝に刺して持ってきておくと、見た目が盛り上がります。

最後に、節度を持って飲むことは忘れないでくださいね。カクテルはアルコール度数が高くなるものが多いので、火を使ったり野生動物がでたりするかもしれない野外で酩酊しては危険です。高地でキャンプをするときも酔いやすくなるので、水を飲みながらお酒を楽しんでください!