アウトドアでの虫除け対策

楽しいアウトドアでの遊びを邪魔するもの、それは虫の被害!虫刺されはかゆみが辛いだけでなく、ジカ病やライム病などの昆虫媒介性感染症に罹かるおそれがあります。

軽視できない虫刺され、きっちり予防しなければなりません!

<服装は防具>

長袖シャツと長ズボンは、日光や虫刺されから肌を守ります。森でハイキングやキャンプをするときは、明るい色の服を選びましょう。淡い色の布で虫が見やすくなります。深い草むらや枯葉の多い場所など、ダニが多いところに入り込むときは、靴下をパンツの裾に被せるなど侵入を防ぐ策をとりましょう。帽子をかぶることも、日除けのほかに虫が髪につくことを防ぎます。アウトドア用の衣服には、紫外線防止や防虫効果のある加工がされているものがあるので、探してみるといいですね。

<防虫剤を使う>

皮膚に直接塗布する防虫剤が最も効果的ですが、日焼け止めと同じで、数時間毎に塗りなおすときちんと効果を得られます。だいたいの防虫剤は蚊を防ぐように作られています。ダニに対して効果的なものも多いですが、蜂や他の刺すような害虫を防ぐものはあまりありません。子供やペットに使用する場合は、各薬剤の用法をよくチェックしましょう。
世界中で広く、いろいろな製品に使われているのはディートという成分です。日本で初めて承認された虫除け成分で、蚊・ブヨ・ダニ・ノミ・ハエなどに効果があります。天然成分を使ったものだと、レモンユーカリが挙げられます。

虫除けを塗るときは、日焼け止めのあとに塗布しましょう。服の下にまで塗る必要はなく、足首、手首、首などの露出した領域に塗ります。傷口や炎症を起こしている場所は避けること。虫除けを塗ったあとにすぐ何かを食べるなら、手を洗ってからにしましょう。
虫除け効果のあるリストバンドなど装着型の製品もありますが、十分に効果的とはいえないのでメインとして使うのは止めたほうが良いでしょう。

<避けることも重要>
先にも述べたように、ダニがたむろするような背の高い草があるような場所は避け、ハイキングをするなら道の真ん中を歩きます。蚊は夕方と夜に活動的になるので、日没時は水や小道を避けるべきです。日当たりの良い開けた道でのハイキングは最適です。そよ風は虫を流しますし、暖かく乾燥した空気を害虫は避けがちです。

虫除け対策を整えて、おみやげに余計なストレスを持ち帰ることなく、アウトドアをたっぷり楽しみましょう!