最近、ソロキャンプを楽しむ人が増えています。数時間から日帰り、数泊までさまざまですが、誰しも「初」の日があるものです。
初めて単独キャンプに向かうとき、その体験の爽快さにわくわくし心躍ることでしょう。必要なものをしっかり整え、テントの建て方など練習し、滞在に問題がないようぬかりなく準備をするでしょう。しかし、実は物質的な準備だけではちょっと不安がでるのです。初めてのひとりの夜は思った以上に神経を擦り減らします。空腹の野生動物に遭ったら?水が失われたらどうしよう?細かなものの量は足りていただろうか?命の危険が自宅よりも近くにある、必要なものをすぐに手に入れられない、そんなことが余計に気になり、眠れない夜を過ごす人もいます。そんな気持ちを和らげ、楽しい時間を過ごすために自分の心をなだめるのに、必須なものの他に持っていくと良いアイテムをいくつかご紹介しましょう。
<緊急キット>
コンパクトパックに救急用品から各種ツールなどが入ったキットです。1,000円台からあり、内容の充実によって変わります。多機能ツール、簡単なナイフ、パラシュートコードなどが入っているものが幅広く対応できてよいでしょう。普段は誰かに頼れば済むことも、ソロキャンプ中は自分で対応しなければなりませんから、不測の事態に立ち向かうために重要なツールです。
<ベアキャニスター>
お休み中、あるいはキャンプ地を離れているときに野生動物が現れたら―。彼らは食べ物を探しに来ているでしょう。しかし人間の食べ物の味を覚えてしまうと良いことはありません。熊が開けられない入れ物、食品の管理ができるベアキャニスターがあると安心です。
<キャンプ地用の快適な履き物>
歩き回るとき用のがっしりした履き物ではリラックスできません。テントやハンモックから出入りするときに脱ぎ履きしやすい靴の有る無しは、アウトドアでリラックスして過ごすのに、大きな違いを生む小さなことです。テント設営地の必需品といえるでしょう。
<オープンイヤーヘッドフォン>
開放的な場所で好きな曲を聴きたい気持ちはあっても、外の音が聞こえなくなるのは不安ですよね。なにせ自然の中ですから、いつ危険が迫ってくるかわかりません。完全に耳をふさがない、オープンタイプのヘッドフォンがあると環境と音楽をどちらも楽しむことができます。
<トイレタリーキット>
管理されたキャンプ場であれば十分なトイレ設備がありますが、そうでない場所ではトイレの準備も必要です。ペーパーやウェットワイプ、トイレ穴を掘るためのシャベル、事後の消毒剤や石鹸。女性は立ったままトイレが可能なカップがあると便利です。
<クリエイティビティ用品>
のんびりとした時間を過ごすときに、創造性が膨らむことはしばしばあります。スケッチブックと画材を用意して絵を描いたり、編み物をしたり本を読んだり。あなたの時間を充実したものにできる、好きなものを持参して贅沢なときを過ごしてください。
一人でアウトドアから家に戻ったとき、自然と交流した経験が自分自身を楽しむ機会になって何かを変えたことに気付くと、きっとワクワクしますよ。