キャンプといえばアウトドア。屋外での時間を楽しむものですが、様々な要因によって外での寝泊りを楽しむことができない場合があります。暑過ぎる、寒すぎる、突然起こる避けられない荒天、どうしても出る虫などなど。開放的なはずの屋外ですが、「星空の下での素晴らしい夜」を必ず過ごせるかというと難しいことが度々あります。それなら、確実に快適に過ごせる場所でキャンプをしたら良いのです!それは室内キャンプ。いつも生活している自宅ですが、そこをキャンプ場に変身させましょう。
まずはキャンプ地の整備から。テーブルを片付け、床を広く取り、テレビがあれば電源を切ってそのものが見えないように布などで覆います。室内とはいえ、これからするのはキャンプですから、テレビやパソコンはオフに。メールや電子ゲームも控えることを参加者みんなで守りましょう。
設営地が整ったらテントを組み立てます。強風なんて吹きませんから、杭の打ち込みなど必要ありませんので子供でも立てやすいでしょう。テントの中には毛布や寝袋、クッションやまくらを集めて過ごしやすくします。まわりにソファやベッドがあるかもしれませんが、この日はテントで一晩を過ごすことが大事なのです。家の電気も消して、ランタンなどの光を使います。暗い中で過ごすのは、キャンプならではのわくわくのひとつですよね。トイレに行くときのために、懐中電灯などハンディタイプのものがあると良いでしょう。
リビングが広ければ、ピクニックテーブルをセットしてください。そこで食事をしたり遊んだりすると、いつものダイニングテーブルにない楽しさが生まれます。カセットコンロで調理したり、ステンレスのマグでジュースを飲んだり!キャンプの楽しみにはおやつも欠かせません。ちょっと多いくらいの、そして大好きなお菓子を特別に楽しみましょう。ゲームをするならアナログで。いつもは手放せない携帯ゲーム機はおやすみして、トランプやパズルやジェンガ、最近は手軽でおもしろいカードゲームもたくさんあるので、電気を使わないもので遊びます。家族の誰かが楽器を弾けるなら、それも贅沢な娯楽です!
デジタルのものから距離を置いて、その場のみんなで協力して必要なことをし、遊び、学び、ただみんなでいること。灯りを抑えて話をすると、いつもと違う感覚も出てきます。普段話さないことを話したり、相手の話をじっくり聞いたり。大人も子供も、自分に向き合って考えることができる、静かな空間です。室内キャンプの思い出は、屋外のそれと同じくらい楽しく大切な思い出になるでしょう。リビングルームキャンプを一度経験してみてはいかがでしょうか。