初心者のためのキャンプ<3> 安全のまとめを頭に入れて出かけよう!

さぁ、初キャンプ計画はできてきましたか?予定を立て、キャンプ用品をバッグに詰め込んだら、あとは現地でめいいっぱい楽しむだけ!……ですが、初めてのキャンプで新しい用具をたくさん使うときには、いきなり本番に挑む前に練習をしておくのが安心。家の近くの広い場所や、庭などでテントを張る練習をして、不具合がないかどうかチェックします。1度経験しておくと2回目はスムーズに作業を進めることができますし、テストは大切です!

キャンプスポット選びは、季節や滞在日数によって適切な場所が変わってきます。初めてなので、欲張らないで決めましょうね。動画や本で見た憧れのキャンプは、もう少し慣れてからにしましょう。ゴツゴツしたもののない平らな場所がベスト。木陰のキャンプは素敵ですが、風が強くなると危険な場合もありますし、テントが鳥の糞で汚される可能性も高くなります。水の音を聞きながら過ごす時間は癒されますが、水辺は湿気があるし突然大雨が降ったら洪水に巻き込まれる危険もあるのです。またキャンプ場利用の場合、トイレや水場が近いと便利ですが、利用者がたくさん通る場所でもあるので騒音や人目が多くなるデメリットもあります。行く人数と規模と、どう過ごしたいかを考えて、無理のない場所を選んでくださいね。

何よりも安全第一を忘れずに。初めてのキャンプはキャンプ場を利用する人がほとんどと思いますが、それでもリスクがなくなることはありません。安全なキャンプ場と、信頼できるキャンプ用品を使う。天候チェックはマメに行う。野生動物に注意する。焚き火をするときは火の扱いに十分気をつける。そしてゴミ処理も非常に重要なポイントです。留まった場所からは、来たときと同じ状態で去ることが大原則となります。食べ物や飲み物は、調理時に出た端っこのものでもなんでも捨て置かず、キャンプ場なら定められたゴミ捨て場へ、野営地なら滞在場所から離れたところで処理をすることを忘れないで!

たくさん楽しんだら、慣れ親しんだ自宅に帰りますが、家に着くまでが遠足、というように、家に着いて荷物を片付けるまでがキャンプ、とも言えます。テントは拭いて乾燥させてから仕舞いましょう。使った調理器具は全部洗いなおしてからお片づけ。服は洗って、ブーツや靴の掃除もしておきましょう。とてもシンプルなことですが、アウトドア用品の寿命を延ばすのに役立ちます。
それに、こうしておくと次のキャンプにすぐに出かけることができます!回数を重ねるほど楽しくなるキャンプ、ポイントをチェックしながら最初の1歩をたっぷり楽しんでくださいね!